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中国の春節(旧正月)の連休が始まり、訪日…

 中国の春節(旧正月)の連休が始まり、訪日客向けの商戦がスタートした。これまでの「爆買い」が一段落したことから、企業の対応も様変わりしている。

 日本製に優位性がある商品をお買い得な福袋にしたり、夕食後に楽しめる場所が少ないとの声に応じて夜のショーを企画したり。こうした即応力は見習うべきものがある。

 景気刺激策では、来月24日からプレミアムフライデーも始まる。月末の金曜日の仕事を早く終えて消費拡大を図る、経済産業省と業界団体主導の取り組みだ。

 今月26日時点で、全国で900超の企業、団体が参加の意向を表すロゴマーク使用を申請した。県内動向も注目される。

 昨年11月には、米国のブラックフライデーに習ったセールを初導入する動きがあった。県内でも大型小売店などが期間限定のセールを実施。こうした試みが先日、奈良財務事務所が示した県内経済情勢の好転にもつながっているのだろう。

 プレミアムフライデーは、時短と余時間の使い方の点で、県が力を注ぐ働き方改革とも関係する。商機とも併せ、県内企業の積極参加が望まれる。(智)

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