特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

これほど世界の耳目を集めて就任した大統…

 これほど世界の耳目を集めて就任した大統領もないだろう。米国の第45代大統領にトランプ氏が就任した。「米国第一」主義を掲げての登場だ。

 一国のトップだから自国のために尽くすのは当たり前だが、アメリカは世界のリーダーでもある。それは世界に責任を持つということでもある。

 もし「自分の国さえよければ他国はどうでもいい」という考えなら、とんでもないことだ。自国でさえ人種も宗教も違い、貧富の差ががある。国が違えばなおさら大きく違う。

 誤用が多いが「情けは人のためならず」という言葉がある。他人に情けをかけることが、結局は自分のところへ返ってくるということだ。これは仏教でいう菩薩行でもある。

 仏になるために修行を積む。人さまに尽くすことと教えている。米国第一主義も、そうであってほしいと願う。世界のために尽くすことが、米国を輝かせ、米国のためになる。

 そういえば「都民ファースト」なんていう言葉もあった。同じ原理だろう。会社も世間に受け入れられなければ、会社はもたない。先輩から聞いた箴言(しんげん)でもある。(治)

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