特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

大相撲名古屋場所。全勝不在の混戦となっ…

 大相撲名古屋場所。全勝不在の混戦となった幕内は日馬富士が制したが、県内ファンの注目は序ノ口優勝の周志。郷土力士の健闘に声援を送る。

 県出身といえば徳勝龍がいる。今場所は残念ながら負け越したが、県のマスコット「せんとくん」の化粧まわしで話題も集めた、期待の出世頭だ。

 その徳勝龍と同じ木瀬部屋の若手が奈良市出身の周志。平成26年3月に初土俵を踏み、翌年夏には東三段目17枚目まで進んだものの右ひざを故障、丸1年を治療とリハビリに費やしたという。

 体が資本の力士。だが再起への試練は精神面も強くしたのだろう。番付を下げて一からの再挑戦となった今場所で7戦全勝、好スタートを切った。

 抱負を聞かれ、まず幕下を目指したいと話した周志。ちなみに各段を紹介すると序ノ口、序二段から三段目へと進み次が幕下。その先の十両まで出世して初めて関取となり、幕内はさらに上。

 厳しい勝負の世界だからこそ、苦労する価値がありファンもひき付けられる。もっと上を目指して。相撲発祥の地の県からより多くの力士とファンが生まれ育てばと願う。(松)

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