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国原譜

一昨日あたりから衆院の「解散風」とやらが吹き出して、…

 一昨日あたりから衆院の「解散風」とやらが吹き出して、昨日は各方面へ一気に広がった感がある。

 「伝家の宝刀」を抜く権限を持つ安倍首相の外遊中を見計らって、誰かが〝仕掛け〟ているような気もして、気持ちのいいものではない。日本にとって大事な外交の舞台にいる首相らの心を惑わすようなやり方は、国益にとってマイナスにならないかと、危惧している。

 「消費税率の再引き上げ」が最大のポイントとなるのは間違いなく、「先送り」「決定」、または「判断そのものの先送り」など、いろんな場合が想定されるだけに、しばらくは各種の観測が飛び交うことになりそうだ。

 いずれにしても、こうした動きが出てくるのは、野党の選挙協力などがなかなか進まず、政権批判勢力がバラバラに動いているからだろう。

 仮に来春の統一地方選の後で解散すれば、地方組織が疲れてしまい、不利になる要素も出てくる、といった見方もあるようだ。

 いまだに、景気回復の恩恵は、地方や中小企業にまで届いていない。国民不在のまま、「数の論理」だけが先走っている気がしてならない。(恵)

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