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国原譜

民主党の新しい党役員人事をみて、それほど新鮮さを…

 民主党の新しい党役員人事をみて、それほど新鮮さを感じないのはどうしたことか。与党時代になじみのある大物を配したが、勢いがない。

 野党第一党にもかかわらず、党首の海江田万里代表の存在感が希薄だ。元代表の岡田克也前副総理を代表代行にし、官房長官だった枝野幸男氏が幹事長になった。

 与党を経験したことで、責任ある現実的対応が求められることから、野党としての迫力不足になってしまった。高速道路の無料化など、できもしない政策は記憶に新しい。

 今度の日曜日には「維新の党」の結党大会がある。日本維新の会と結いの党が合流するが、こちらも野党再編を叫ぶものの、野党どころか身内のゴタゴタが目につく。

 共同代表だった石原慎太郎氏らのグループが、「次世代の党」を誕生させた。新党の「維新の党」も共同代表でスタートするだけに、同じことになりはしないか気になる。

 みんなの党も新旧代表の確執が表面化している。巨大与党の前に、野党がこんな状態では、政権交代を叫んでも、国民はついていくまい。民主党の責任は大きい。(治)

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