最古のコウノトリ足跡 - 大阪の池島・福万寺遺跡
2011年5月19日 奈良新聞
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大阪府東大阪市と八尾市にまたがる「池島・福万寺遺跡」で、弥生時代前期(約2400年前)の水田跡に残った鳥の足跡が、国の特別天然記念物コウノトリと分かり、奈良文化財研究所が18日、発表した。コウノトリの足跡としては国内最古。弥生人とコウノトリの共存関係が明らかになり、銅鐸(どうたく)に描かれた鳥もコウノトリだった可能性が出てきた。 足跡は約400平方メートルの水田跡に約千個残され、人の足跡も混じっていた。河川の氾濫で泥をかぶった水田に足跡が付き、直後に流れ込んだ砂でパックされたらしい。大阪府文化財センターが平成8年に発掘したが、鳥種まで絞り込めなかった。 昨年、奈文研の松井章・埋蔵文化財センター長が「兵庫県立コウノトリの郷公園」の増井光子・前園長(故人)らと足跡の石こう型を検討、指の太さなどからコウノトリと結論づけた。 これまで、群馬県の元総社北川遺跡で見つかった6世紀の足跡が国内最古だった。福島県の薄磯貝塚などでは縄文人が食べたとみられるコウノトリの骨が見つかっている。 弥生人との共存が明らかになったことで、銅鐸に描かれた鳥がコウノトリだった可能性も浮上。サギ説と候補を争うことになりそうだ。 松井センター長は「コウノトリが弥生人と空間を共有していたのは間違いない。白一色のサギより美しく、弥生人は神聖な鳥として銅鐸に描いたのではないか」と話している。 「池島・福万寺遺跡」は恩智川治水緑地の建設に伴って昭和55年度に調査が始まり、縄文―江戸時代の遺構が見つかっている。 |
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