教室に冷暖房 2割 - 耐震化優先で遅れ/県内小中学校
2010年9月10日 奈良新聞
県内の小中学校の冷房設置率が教室全体の2割台にとどまっている実態が、9日開かれた県議会文教委員会(岩城明委員長)の席上、宮本次郎委員(共産党)が行った熱中症対策に関する質問で明らかになった。データは平成19年7月に文部科学省がまとめたものだが、学校の施設整備は耐震改修が優先されている現状から、空調の設置率が劇的に進んでいる様子はなく、宮本委員は「暑い夏は今年だけとは限らない」と県教員委員会に対応を求めた。
県教委学校支援課が示した文科省の当時のデータによると、県内公立小学校216校の保有教室数6897室に対し、冷暖房が整備されていたのは1418室で20.6%。公立中学107校では3863室のうち836室で21.6%。県立高校40校では2247室のうち528室で23.5%。特別支援学校10校は574室のうち400室に冷房があり、これは「体温調節ができにくい生徒への配慮」(同課)という。
教室種類別では、普通教室が小学校で3264室中87室、中学も1386室中37室といずれも2.7%にとどまり、音楽室などを含む特別教室では20%台となった。方職員室は小学校で89.4%、中学校90.8%で県立高校も93.4%、特別支援学校は100%。「夏季休暇中も教職員は学校で過ごすことが多い」のも主な理由というが、暑さに集中力のなえる児童生徒の学習環境とは雲泥の差との指摘も受けそ…
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