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猛暑が影響?水難事故続発 - 今月、4人が死亡/吉野署管内

2010年8月28日 奈良新聞

水難事故が絶えない吉野川=吉野町宮滝の柴橋付近

 今月に入り、吉野署管内で沢登りや川での死亡事故が4件起きた。中でも上北山村の白川又川では、沢登り中の死亡事故が今月に入り2件相次いだ。酷暑の影響もあってか、今夏、涼を求めて避暑としての水遊び的な川遊びや沢登りが盛んになっている。今年は残暑も厳しいという予想もあり、吉野署や吉野広域消防組合は引き続き事故に十分注意するよう呼び掛けている。

▽相次ぐ沢登り事故

 吉野署によると、同署管内の沢登り中の事故はここ数年、0〜1件だったが、今月は既に2件発生。

 上北山村の白川又川では、13日から大阪府茨木市に住む造営局理事の男性(61)が1人で沢に入った。行方が分からなくなってから数日後、外傷性ショックで死亡が確認された。左足大腿部や骨盤を骨折していた。

 さらに19日には近くの白川又川支流で、同じ沢登りに1人で向かった兵庫県明石市に住む神戸市消防士長の男性(45)も行方が分からなくなり、その後、遺体が確認された。

 茨木市の男性は登山歴40年、明石市の男性も登山歴10年以上のベテランだった。ただ、いずれも1人での沢登りで事故が発生した。

 吉野広域消防組合は「いくらベテランでも単独で沢に入るのは止めてほしい」と訴える。

▽絶えない飛び込み

 吉野川の上流にあたる吉野町宮滝。夏休み期間中には、バーベキューや水遊びをする家族連れや若者たちであふれる。

 インターネットでもキャンプやバーベキュースなどのスポットとして紹介されており、夏の昼下がりには、若者たちでごった返す。

 22日午後1時半ごろ、友人男女14人で大阪府寝屋川市から訪れた男子大学生(18)が、宮滝近くの吉野川にかかる柴橋から飛び込んだ。いったん川面に浮かんだものの、再び姿が見えなくなったという。吉野署幹部は「あの橋から飛び込むなんて、自殺行為に近い」と驚きを隠せない。

 橋の高さは川面まで約20メートル。川の深さは数メートルほどで、いかに無謀な飛込みだったのか。容易に想像できる。

 事故後、吉野署員は「付近の宮滝で水難事故は多いが、橋から飛び込んだのは聞いたことがない」と嘆く。

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