平城宮で積極再利用 - 大極殿には使わず/藤原宮の瓦
2010年8月25日 奈良新聞
![]() 平城宮跡で出土した藤原宮のリサイクル瓦(奈良文化財研究所提供) |
和銅3(710)年の平城京遷都で、藤原宮から運ばれた瓦が平城宮の各所で積極的に再利用されていたことが、奈良文化財研究所の中川あや研究員の研究で明らかになった。第一次大極殿にはオリジナル瓦を用い、国家の威信をかけた大極殿建設への意気込みがうかがえる。 藤原宮の瓦はこれまで、平城宮の朱雀門や南面大垣での再利用が知られていた。 中川さんは宮域全体の出土状況から「リサイクル率」を割り出した。造営当初の軒瓦に占める藤原宮式軒瓦の割合で、中央区朝堂院の区画塀で40~80%以上だったほか、西面大垣にも80%以上の場所があった。他の大垣でも使用が確認できた。 一方、第一次大極殿院(第一次大極殿を中心に回廊で囲まれた区画)はリサイクル瓦の対象外。大極殿は天皇の即位式にも使われた平城宮の最重要施設で、国家の威信をかけて建設… |
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