土器に「供養」墨書 - 仲麻呂の実像浮かぶ/平城京の邸宅跡
2010年8月14日 奈良新聞
![]() 「供養」の文字が読める墨書土器 |
天皇に匹敵する権力を誇った奈良時代の貴族、藤原仲麻呂(恵美押勝)の邸宅があったとされる奈良市四条大路1丁目で、「供養」と書かれた墨書土器が元興寺文化財研究所の調査で見つかった。僧侶に対する衣食の提供を示し、写経事業も行った仲麻呂邸の実態に迫る資料という。 平城京の左京4条2坊9坪にあたり、このほど報告書が発行された。 「供養」の墨書土器は奈良時代中ごろの井戸跡で出土。皿の底に文字が書かれ、他にも「供」と読める土器片が1点あった。 同研究所によると、死者を弔う意味ではなく、僧侶に対する衣食の提供を指すという。 正倉院文書には、造東大寺司(ぞうとうだいじし=東大寺の造営を担当する役所)から仲麻呂邸が経典を借りた記録が多数含まれる。仲麻呂が反乱(764年)で政争に破れた後、邸内から約300巻が回… |
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