2010年8月12日 奈良新聞
あの参院選から1カ月が経過した。選挙区で3連敗という、屈辱的な敗北を喫した自民党県連なのに、反省も危機感もみられない。
全国の1人区で好成績を収めたのに、奈良は敗れた。その責任をとって田野瀬良太郎・党総務会長が県連会長職を辞任したが、他の役員らは居座ったままだ。
田野瀬氏は選挙中は、中央での仕事が多かったはずだ。そんな時には、地元の役員らが、総力を挙げて運動するのが当たり前だ。とくに会長代行や、幹事長など四役の責任は大きい。
ここは総入れ替えして、新体制をつくるべきではないか。決まったら、これを支えるという姿勢がなければ、再生などありえない。その第一歩が県議団が統一できるかにある。
選挙前に分裂していた「改革」のメンバーが、合流に動いたが、団長の米田忠則県議が、門前払いをしたという。県連で会長代行の肩書がありながら、党の団結を拒んだ。
これでは選挙を戦えるはずもない。選挙の敗北は会長の田野瀬氏よりも、米田県議にあると言えないか。党のことを真剣に思えば、私的な思いを捨てるはずだ。(治)
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