仲川奈良市長 観光で福島・裏磐梯 - 平和の鐘行事欠席の6日に
2010年8月4日 奈良新聞
「平和の鐘より裏磐梯観光」―。奈良市の仲川元庸市長が6日の広島への原爆投下の日に、市役所塔屋での「平和の鐘」を鳴らして世界の恒久平和を祈る行事を、姉妹都市の福島県郡山市の「うねめまつり」参加を理由に欠席することで批判の声が上がっているが、当日は午前8時30分から午後3時まで、郡山市近郊の裏磐梯や布引高原方面へ観光することが3日、奈良新聞社の調べで分かった。また市内の東大寺をはじめとした社寺に、「同時間帯に平和の鐘を突いてほしい」と文書で依頼しており、「平和意識もない、形式的な要請だ」と関係者は怒りを隠さない。最近10年間でも、6日の行事に市長が欠席した例はなく、「非核平和都市宣言」をした奈良市の市長としての平和認識が問われる。
奈良市は、昭和60年の12月議会で「非核平和都市宣言」決議。その主旨を踏まえ、翌61年から8月6日の広島と、9日の長崎への原爆投下の時間に合わせ、毎年、関係者が参加して、市役所塔屋にある「平和の鐘」を突いてきた。これに合わせて市内の社寺なども参加し、平和を祈る鐘を一斉に突いている。
今年も6月17日付の仲川市長名による「世界平和の祈願と釣鐘の撞鐘等について」と題した依頼文書を発送。「犠牲者の冥福と世界平和の祈願を込めた鐘を撞(つ)いていただき、市民への啓発を」とし、「なにとぞご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます」と結んでいる。
姉妹都市・郡山市の「うねめまつり」は、毎年開催日程が異なるが、8月最初の木~土曜日に行われる。今年は5~7日に開催され、奈良市からは仲川市長を団長に、市議会や市観光協会などと親善使節団を結成して参…
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