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藤原宮に大嘗宮か - 塀の区画跡や柱穴

2010年7月2日 奈良新聞

宮中軸線を挟む門(左正面)の柱穴や、東側に展開する塀や掘っ立て柱建物跡が見つかった藤原宮跡=1日、橿原市高殿町

 橿原市高殿町の藤原宮(694~710年)跡で、天皇の即位儀礼「大嘗祭(だいじょうさい)」を行った一時的な施設「大嘗宮(だいじょうきゅう)」の一部とみられる塀区画や掘っ立て柱建物の柱穴が見つかり、奈良文化財研究所が1日、発表した。大嘗宮と確定すれば最古例で、今後、掘り下げて調査を進め、造営時期に迫る。

 大極殿院の南側に接し、役人や貴族が政務や儀式を行った朝堂院区画で、石敷きの朝庭広場の北東部約1500平方メートルを調査。宮の中軸線を挟む大型の門を持ち、東へ約23メートル延びて南に屈折する塀と、その内部をさらに区画する塀の跡が見つかった。推定太さ約30センチの柱を用いた柴垣と考えられる。

 儀式の調理部になる「膳屋(かしわや)」と想定される掘っ立て柱建物(東西12メートル、南北10メートル)や、中軸線上の南北塀など大嘗宮の構造的特徴が備わって…

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