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国原譜

平城遷都1300年祭とも連動して4月から開催…

 平城遷都1300年祭とも連動して4月から開催中のJR西日本などの「奈良デスティネーションキャンペーン」が今月30日に終了する。それに合わせて新大阪と奈良間を往復した臨時特急「まほろば」号が昨日、最終運転を終えた。

 13日には乗客が1万人を超え、奈良への観光客動員に貢献した。この勢いを継続させるためにも梅雨明けが待ち遠しい。

 そんな折、県立橿原考古学研究所が「大型前方後円墳の3次元測量に初めて成功した」というニュースがあった。ヘリコプターからレーザー光を地面に照射する技術を使ったもので、地表のありのままの形状が再現できるそうだ。

 古墳上の生い茂った樹木を取り払った、築造時の古墳本来の姿が見られることは画期的なことだろう。宮内庁の過去の地上測量データともほぼ一致したという。

 大型古墳の多くは宮内庁所管で、考古学者でも自由に立ち入れないだけに、古墳研究の発展に大いに寄与する技術となりそうだ。

 素晴らしい場所を意味する「まほろば」の地に眠る被葬者たちも、日々進化する科学技術には驚いていることだろう。(恵)

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