木棺 鏡が守った - 桜井茶臼山古墳
2010年6月26日 奈良新聞
![]() 桜井茶臼山古墳の竪穴式石室に残っていた木棺=昨年10月(代表撮影) |
大王級の墓とされる桜井市外山の桜井茶臼山古墳(3世紀末~4世紀初め)で見つかった巨大な木棺が、大量の鏡から溶け出した銅の抗菌力で腐食を免れた可能性の高いことが分かった。副葬された銅製品の防腐効果が実証された。 調査した県立橿原考古学研究所と県森林技術センターが蛍光エックス線で分析。木棺の6カ所で調べたところ、100~800ppmの銅が検出された。 土中や木材の一般的な銅含有量は数ppmで、副葬品の銅鏡が供給元となった可能性が高い。底部に近い部分でも検出されたことから、水に溶けた銅イオンが、長い年月をかけて全体に染み込んだとみられる。 腐朽菌を使った実験では、銅含有量が500ppmを超えると特定の菌を除いてほとんど繁殖しな… |
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