烏帽子姿の人形出土 - 桜井の吉備遺跡
2010年6月26日 奈良新聞
![]() 吉備遺跡で出土した烏帽子をかぶった人形 |
桜井市吉備の吉備遺跡で、8世紀の井戸から、烏帽子(えぼし)をかぶった役人風の人形(ひとがた)が見つかった。笑ったような不思議な表情。祭祀(し)で使ったとみられている。 人形は頭から胴の部分で長さ約14センチ。烏帽子のほか、髪と眉を墨で描き、目と口は彫り込んで表現されていた。側面の穴に腕や足を差し込んだらしい。 災いをはらったり、井戸にかかわる祭祀で使った可能性が高く、他にも土器や櫛が出土している。井戸は一辺約60センチで周囲に瓦が敷き詰められていた。 調査地は藤原京内だが、井戸の廃棄は奈良時代(8世紀中ごろ)で、遺跡の性格ははっきりしていない。 保存処理の完了に合わせ、25日に市立埋蔵文化財センターで始まった夏季企画展で初めて公開された。 同展では、茅原大墓古墳(4世紀末~5世紀初め)や纒向遺跡など、昨年度調査が行われた9現場の成果を紹介。10月3日まで。問い合わせは同センター、電話0744(42)6005。 |
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