2010年4月7日 奈良新聞
目前に迫った参院選をにらみ保守新党を結成する動きが急加速。自民執行部は離党者のつなぎ止めに躍起だが、求心力の低下は民主党も同じだ。
米軍普天間飛行場の移設問題、そして何より政治とカネをめぐる疑惑に対し、鳩山首相の反応の鈍さ、指導力不足が国民の支持離れを招いている。
県内でも民主党県連の選対委員長が不明朗なカネを受け取っていたことが発覚。ようやく開かれた弁明会見で本人は意図も分からないまま現金の贈与を受けたと説明、疑惑は深まるばかりだ。
財政の再建には無駄をなくすと同時に、痛みを伴う施策も避けられない。また基地問題など困難な課題の解決には幅広い理解と協力が欠かせない。
だからこそ国民的な合意形成の前提として、政治を担う側がまず身を正すことから始めるのは当然だろう。市民生活に身近な地方政治の場ならなおさら。厳格な対応、処理が強く求められる。
誰もが将来への不安を抱き、政治に期待しながらも不信感をぬぐい去れないのは不幸だ。自らを律して説明責任と自浄能力を発揮できる政治家、政党を心待ちにしている。(松)
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