2010年4月6日 奈良新聞
また「政治とカネ」だ。それも民主党からである。小沢一郎幹事長の政治資金問題を抱えたままの同党は、内閣支持率の低迷にあえぐ。
北海道での問題に続いて、まさかわが県から「政治とカネ」問題が噴出するとは思わなかった。5日付本紙の報道に対し、当のご本人が説明しないのはなぜか。
小沢氏にしても、鳩山由紀夫首相にしても、不十分という批判はあるにしても説明してきた。ところがどうだ。今回の疑惑の人、田尻匠・県議会副議長は雲隠れしたままだ。
田尻氏はかつて民社党時代に故・吉田之久衆院議員の秘書を務めていた。当時、吉田氏が田尻氏の将来に期待していたと聞いたこともある。その期待通りに県議になった。
大先輩の政治家の背中を見ながら、ずっと政治の道を歩んできた。政治家にとって何が肝要かは知り尽くしているはずだ。それだけに、何とも残念な疑惑と言わざるを得ない。
説明責任を果たすことだ。本紙の報道を知った県民から、今回の疑惑とは違う問題についての情報も既に本紙に届けられ、関心の高さをうかがわせる。田尻氏は逃げてはいけない。(北)
記事の詳細は本紙をご覧下さい ⇒ 【 奈良新聞を購読する 】
















