2010年3月23日 奈良新聞
巧みな弁舌で市民を欺いたのか。「しがらみや利権政治との決別」は、どこへいったのか。昨年夏の奈良市長選で訴えたことは何だったのか。
全国で2番目に若い市長の誕生ともてはやされた仲川元庸市長のことだ。駅前ホテルの建設失敗に伴う産廃処理疑惑に、どうしてメスを入れないのか。
ホテル開発会社が、同じオーナーの運送会社に産廃処理を委託し、さらに再委託するという、二重三重のカラクリにも似た不自然さは、素人でもおかしいと思う。
そのオーナーと国会議員、そして藤原昭・前市長との密接な関係は、よく知られている。一昨年、ホテル建設をぶち上げた時に、一業者にそこまでやるかと思うほどの奔走ぶりだった。
仲川市長が、民主党県連の馬淵澄夫代表の強烈な後押しで当選したことは間違いない。それだけに同党関係者との「しがらみ」を、今度の予算措置や議会対応のなかで示した。
一連の産廃処理費問題をみれば、疑惑が深まっており、そこに利権のにおいがするではないか。市民との約束をほごにするつもりか。それなら本紙は徹底追及を続けていく。(治)
記事の詳細は本紙をご覧下さい ⇒ 【 奈良新聞を購読する 】

















