2010年3月21日 奈良新聞
きょうは彼岸の中日。事前の天気予報で荒天との報道もあり、昨日のうちに墓参りを済ませた人たちも多かったようだ。
入試シーズンがほぼ終わり、先祖に結果報告をした受験生らも多かったことだろう。
受験勉強のために、いろいろと制約や我慢のときがあっただろうが、しばしの間は十分に疲れをとって、次のステップにおいて新たな第一歩を踏み出してほしいものだ。
ところが世の中には「過去の重し」がなかなかとれず、肩にのしかかったままで、次の一歩へ踏み出せないことがある。奈良市のJR奈良駅前ホテルの建設失敗問題は、そんな印象を受ける。
ホテルの建設失敗に関連した産業廃棄物問題は、開会中の3月市議会で先日、補正予算案に計上された産廃処理費が実質否決され、その後の推移が注目されていた。ここへきて、ホテル開発の当事者が産廃処理を委託していた運送会社に、無許可営業の疑いがあることが本紙の報道で分かった。
石炭ガラは、一体いつまでくすぶり続けるのか。一連の問題はさらに不透明感を増し、上空にたれこめた暗い雲は消え去る気配がない。(恵)
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