2010年3月19日 奈良新聞
「つる舞う形の群馬県」「繭と生糸は日本一」―。先輩記者が、自分の育った群馬県に「上州カルタ」があると教えてくれたのは先日のこと。
35年の付き合いになるが「は、何それ」という感じだった。何でもテレビの都道府県紹介の番組で取り上げられて、えらく懐かしかったのだとか。
気にも止めていなかったが、ネットで調べているうちに、これはすごいと感心した。正しくは「上毛かるた」。群馬県人なら誰でも知っている学校教材の一つだ。
戦後、人心の荒廃を憂えて、子どもたちに夢と希望を与え、郷土愛と日本国民としての誇りを持ってもらおうと作られた。財団法人群馬文化協会が登録商標している。
カルタには新田義貞、内村鑑三、新島襄、田山花袋らが並び、塩原太助、船津伝次平、杉木茂左衛門といった地元の偉人も。
奈良にも県民一体となれるようなカルタや歌があってもいいのではないか。「奈良の大仏男前」「天下の美林は吉野杉」など思いついたが、難しいのは人。名僧、大臣、メダリスト、監督などいるにはいるが、県民ひとしく納得する人物となれば選に困る。(コ)
記事の詳細は本紙をご覧下さい ⇒ 【 奈良新聞を購読する 】
















