五条大路?→正体は「受け堤」 - 西ノ京の微高地
2010年3月18日 奈良新聞
![]() 「受け堤」と分かった薬師寺近くの微高地=16日、奈良市西ノ京町 |
奈良市西ノ京町で、平城京五条大路の名残と考えられていた微高地を市埋蔵文化財調査センターが調査したところ、川のはんらんに備えた「受け堤」だったことが分かった。南側の薬師寺や集落を守る施設とみられ、同センターは「水との戦いの歴史が見えてくる」と話している。 京内を碁盤目状に区切る条坊の割り付けでは五条大路の推定地。幅約3メートル、高さ約1メートルの微高地が続き、路面か築地塀の名残とみられていた。奈良時代には南側が薬師寺の境内だった。 同センターが周辺を含めて発掘したところ、鎌倉~江戸時代の土器を含む土で盛り固められていた。 北側に秋篠川と大納言川の接点があり、はんらんで流れた砂の上に「受け堤」を構築。何度も造り直していることから、水を支え切れずに崩れることもあったらしい。五条大路は確認できなかった。 調査地は現在の薬師寺伽藍(がらん)から北へ約150メートル。西ノ京町と五条町の境界にあたる。 同センターの森下恵介所長は「薬師寺と集落を守るため、奈良時代から築かれ続けてきたのでは」と話している。 |
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