2010年3月11日 奈良新聞
まだ1年ちょっと前の話なのに、忘れたわけではなかろう。見通しが立たないホテル建設のために、期限を守ることのできぬ業者が、あわてていた。
ストップすればいいのに、産廃処理の工事を強引に進めていた。普通なら市との約束が守れないと分かれば、無駄な工事などするわけがない。
なぜあわてたか。奈良市から金を引き出すためだ。それを暗黙のうちに見逃していた、当時の藤原昭市長や担当者の不可解さは、思い出すだけでも、税金をドブに捨てるような話だ。
その背景に何かがあったとしか思えない。だから次期市長選に不出馬などと、会見する始末だ。そこまで追い込まれた内容を、議会はしっかり解明すべきだ。
業者とや藤原前市長、業者と市議の関係、そして国会議員の名前さえ聞こえてくる。さらに言えば、藤原前市長と仲川元庸市長とで、何か密約でもあったのかと思う。
業者が裁判するから、巨額の税金を予算化などと、詭弁(きべん)もいいところだ。真相解明こそ、市民のためになり、税の無駄遣いをストップさせる。1人1人の議員の言動を見ていく。(治)
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