2010年3月10日 奈良新聞
分校では薪(まき)ストーブだった。4年生になって本校に進むと石炭ストーブを使っていて、当番は倉庫から教室まで専用バケツで運んだ。
バケツは横長で、前の口から出し入れしやすい特殊な形をしていた。汽車を動かすだけあって石炭の火力は全然違う。薪も味わいがあったが火持ちが短い。
薪のストーブから出るのは灰だけだが、石炭ガラはかさ高い。燃やす前と変わらぬほど燃え殻が出た。運動場の端にシーズンごとに大きな穴を掘って埋めていた。
そんな石炭ガラが再び問題化した。JR奈良駅前に計画されたホテル用地から大量の石炭ガラが出て、これら産業廃棄物の処理が必要となった。ホテル計画は結局白紙となったが処理費用は残った。
過去2回、議会に産業廃棄物補償費として1億6500万円なりが提案されたが「積算根拠が不透明」と否決されている。奈良市は3月議会にも提出してきた。
税金の使途を正しくチェックすべき議会がなめられているとしか言いようがない。前市長の進退にまで及んだ問題だ。石炭の火力はへたをすると大やけどしかねないほど強い。(コ)
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