無難予算も補正に火種 - 奈良市会
2010年3月6日 奈良新聞
奈良市議会の3月定例会は5日開会し、仲川元庸市長が来年度予算案について「限られた財源を有効に活用することによって、市民が主役となる新しい奈良市の実現に向けた具体的施策を推進する予算とした」と説明した。仲川市長にとって初の予算編成となったが、議会内からは「無難な予算」との声もあり、いまのところ議会内から大きな批判の声は聞こえてこない。ただ、平成21年度補正予算案に計上しているJR奈良駅前の旧ホテル用地の石炭ガラ処理費(補償費)についてはまだ火種がくすぶっており、議論の行方が注目される。
同処理費は、JR奈良駅西側ホテル用地に石炭ガラが埋設しているのが見つかり、市と協定を結んだ「JR奈良駅前ホテル開発」(奈良市)が約6000トンを処理した費用。
市は処理費の支払いのため、昨年の3、6月の定例市議会に予算を計上したが「積算根拠が不透明」などの理由でいずれも減額修正。その後、同社から2億650万円と遅延利息を請求する精算報告書や領収書などの資料が出されたが、市の求める資料は提出されていない。ただ、遅延利息が発生する可能性もあることから、市は本議会で1億6500万円の補正予算を計上…
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