両親虐待、5歳児餓死 - 「夫に似ている」不満はけ口か
2010年3月5日 奈良新聞
![]() 吉田博容疑者らの自宅の家宅捜索で、押収品が入った段ボール箱を運び出す捜査員=4日午後4時10分ごろ、桜井市粟殿 |
5歳の長男に食事を十分に与えず餓死させたとして、県警捜査1課と桜井署は3日、保護責任者遺棄致死の疑いで、桜井市粟殿の会社員吉田博容疑者(35)と妻でパート店員真朱(まみ)容疑者(26)を逮捕した。亡くなった長男智樹ちゃんの体重は約6キロと、5歳児の標準約20キロの3分の1以下で、関節が浮き出るほど程やせ細っていた。県警は4日、司法解剖の結果、死因は栄養失調症と発表した。 県警の調べに、真朱容疑者は「長男と夫の顔が似ており、不満のはけ口として顔をたたいたり、つねったりした」と暴行の容疑を認める供述していることも4日、捜査関係者への取材で分かり、夫婦仲の悪化が虐待につながったとみて動機を調べている。 捜査1課によると、両容疑者は今年1月から約2カ月間、朝に1回、わずかな食事や水を寝たきり状態の智樹ちゃんに与えるだけで、治療などを受けさせずに放置し、死亡させた疑い。ここ1週間は、全く食事をとっていなかったという。 吉田容疑者方は夫妻と長男以外に3歳の長女と4人暮らし。長女は県に保護されたが、体調は良好という。 事件は、3日午前11時から正午ごろまでの間、真朱容疑者が3回にわたり、県中央こども家庭相談センターへ虐待を通報したことで発覚。通報や相談はこれが初めてで、近隣住民からの通報もなかったという。 |
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