汚名“浄化”図ります - 県が「健全な水循環」プロジェクトTweet
2010年2月9日 奈良新聞
全国ワースト2位の大和川、治水対策の遅れ、荒廃する里山…。多くの水問題を抱えてきた県が、保水力の向上や水利用の適正化、水質保持や水循環を骨子とする「健全な水循環の構築」を目指すことになった。体系的に取り組んで、この際、「汚名」を水に流したい―というプロジェクトが始まる。
▽保水力の向上
源流域から下流域まで、水を蓄え、はぐくみ、ゆったり流し保水力向上を図るというのが取り組みの一つ。そのためにまず、平成22年度に大和川流域(157支川)の浸水常襲地域をモデル地域に、地元市町村と県が連携し、23年度に大和川流域総合治水対策を見直す計画だ。
また、県は大和川の洪水対策としてため池に着目。県内で約6000あるため池のうち、過去に度々洪水被害を引き起こしてきた大和川周辺のため池を対象に、一時的に貯水池としての活用を目指す。農業の衰退などにより、姿を消しつつあるため池だが、使われていないものでも必要に応じて底地を掘削、貯水と効果的放流で治水効果を上げる。
ただ、ため池の多くは個人や水利組合管理のため、荒井正吾知事は地元協議を行ったうえ、利用する池を決めるとしており、下流域の大阪府にも近畿整備局を通して協力を求めている。
平成23年度以降、ため池の治水、親水、多面的活用の制度化を図る予定で、22度中の条例…
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