複合要因で壁画劣化 - 出入りや施設欠陥【高松塚古墳】
2010年2月2日 奈良新聞
明日香村平田の高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)の国宝壁画がカビなどで劣化した問題で、文化庁の検討会(座長・永井順国政策研究大学院大客員教授)は1日、人の出入りによる石室内の温度上昇や保存施設の欠陥といった複数の要因が重なったとする報告書案をまとめた。
保存対策をめぐる文化庁のチェック体制の不備も指摘。結果として「(文化庁を含む)関係機関が組織的な取り組みをしなくなったことが遠因」と厳しく批判した。
検討会は近く、再発防止策や壁画の保存方針などを盛り込んだ最終報告書をまとめ、同庁に提出する。
「飛鳥美人」といわれる女子群像などの壁画は昭和47年に発見され、平成16年に劣化が判明。検討会は石室内の温度や湿度の変動、出入りした人数を分析し、カビ発生との関連を…
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