祭祀空間囲む塀跡 - 御所の秋津遺跡に建造物跡Tweet
2010年1月21日 奈良新聞
![]() 溝を挟む対の柱穴を持つ大規模な囲い塀跡などが見つかった秋津遺跡=20日、御所市池之内 |
御所市池之内で、2本の柱で板を挟み込む堅固な構造の囲い塀などを特徴とする、古墳時代前期(4世紀前半)の建造物群跡が見つかり、県立橿原考古学研究所が20日、発表した。権力者が祭祀(さいし)などを執り行った特別な空間だったとみられ、大和盆地南西部を本拠地とした古代豪族・葛城氏が活動した歴史が、半世紀以上さかのぼる可能性がある。遺跡は新たに「秋津遺跡」と命名された。 京奈和自動車道建設に伴い、今年5月から約6500平方メートルを発掘調査。遺構はさらに南方に広がっており、調査を継続する。 塀跡は、方向をそろえて3棟確認。幅約20センチの溝の両側に柱穴があり、横木と対柱で板塀を固定したらしい。最大は南北18メートル以上、東西40メートル以上あり、北辺を鍵の手状に屈折させて出入り口をつくっていた。出土した土器の特徴から、いずれも4世紀前半で、建て替えも行われていた。 施設の性格は不明だが、並行する半人工的な水の流れから、土器のほか桃の種や馬の歯、銅ゾクなど祭祀遺物が多数出土し、特別な空間だったと考え… |
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