酒器?えっ、尿瓶? - 平城宮跡の「平瓶」 見れば見るほど…Tweet
2009年12月22日 奈良新聞
![]() 平城京跡で出土した平瓶(手前)と江戸時代の尿瓶。壁の写真が虎子=奈良市大安寺西2丁目の市埋蔵文化財調査センター |
奈良市大安寺西2丁目の市埋蔵文化財調査センターが、平瓶(ひらか)と呼ばれる古代の容器と江戸時代の尿瓶(びん)を並べて展示。形はよく似ており、「平瓶は酒器と言われるが、尿瓶の用途があったかも。来館者にも考えてほしい」と“問題提起”している。 開催中の秋季特別展(25日まで)にコーナーを設けた。平瓶は扁平な容器で注ぎ口が端に造られているため尿瓶を連想させる。 実際、中国などでは似たような形の「虎子(こし)」が尿瓶。平城京の食膳を飾る平瓶に驚く人もいるという。 日本では酒や水を注ぐ容器とされ、直径5~30センチ程度と大きさもバラバラ。平城京跡でも多数見つかっており、井戸で出土する大型品は釣瓶(つるべ)と考えられている。 橿原市の藤原宮跡では、富本銭や水晶を入れた地鎮具の平瓶が出土している。平安時代まで使われ、江戸時代の尿瓶はヨーロッパから伝わったとの説もある。 同センターは、平城京跡の平瓶と奈良市菩提山町で出土した江戸時代末の尿瓶を並べて展示。虎子も写真で紹介した。 森下恵介所長は「専用ではないが、尿瓶の用途があってもおかしくない。先入観を持たずに考えてもらえれば」と話している。 |
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