南向きの創建基壇 - 絵図を裏付け【薬師寺・東院堂】
2009年10月3日 奈良新聞
![]() 版築で築かれた創建時の基壇。指し示しているのが南すその切り石で、奥の屋根は現在の東院堂=1日、奈良市西ノ京町の薬師寺 |
奈良市西ノ京町の薬師寺で、奈良時代に建てられた東院堂(国宝)の基壇跡が見つかり、奈良文化財研究所が2日、発表した。現在の建物は西向きだが、出土した遺構は南向き。江戸時代の移築記録と絵図を裏付けた。 防災工事に伴い、約110平方メートルを調査した。基壇は地面を約40センチ掘り込んだ後、土を層状にたたき締める版築で築かれていた。同寺の建物で「掘り込み地業」が確認されたのは初めて。 西端と南端の一部が見つかり、基壇すそにめぐらせた一辺26センチ以上の切り石も出土。現在の基壇よりひと回り小さく、東西28.1メートル、南北15.4メートルに復元できる。 柱の間隔は現在の建物と同じで、南西隅を中心に90度回転させたことが分かった。「掘り込み地業」の底に親指大の石を敷いた部分もあり、仏像が乗る須弥壇下を強化した可能性がある… |
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