滝が先行、高市猛追 - 09衆院選 終盤の情勢【2区】
2009年8月27日 奈良新聞
2区は、「政権交代」を前面に打ち出した民主党への追い風に乗って同党前職の滝実(70)が先行し、自民党前職の高市早苗(48)が激しく追う展開。天理市や生駒郡で互角、生駒、大和郡山両市では滝がやや優勢で、投票先を決めていない無党派層も多い大票田、生駒市の動向が勝負に影響しそうだ。共産党新人の西ふみ子(74)も必死に追う。諸派新人の田中孝子(54)は厳しい戦い。
滝は政党替えの反発も懸念されたが、全国的な追い風にも乗り「民主の滝」が浸透しつつある。
ただ、陣営は人気の上滑りや事務所の気の緩みを懸念。強力な組織への締め付けを図る高市の巻き返しを警戒する。特に大票田の生駒市は「浮動票の行方をつかみきれない」(陣営幹部)。もともと高市と支持層が重なる部分があり、微妙な「風」の変化にも影響されやすい。終盤戦に向けても、新興住宅地が多い生駒郡とともに最重点地区に定める。
高市は、選挙区全般で自民、公明両党支持票を着実に固める。一方で「無党派層に受け入れられるキャラクター」(陣営幹部)を生かし、ミニ集会やスポット演説などで、この層の取り込みに躍起。時流に敏感な生駒市・郡などの地域で、党名優先の投票行動に抗し切れるかが鍵となる。
最終盤、推薦団体・企業、校区単位の支援組織など支持基盤を引き締めつつ、空中戦も交えて投票先を決めかねている層への働きかけに活路を探る。
西は、積極的に街に出て支持を訴える戦術で先行陣営を猛追。近畿比例ブロック候補者と連携しつつ、民主による政権交代を見越し「建設的野党」の立場を訴えて比例票の掘り起こしを図る。
田中は、名前と政策がようやく広がりを見せてきたが、大きなうねりにはまだ遠い。
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