田野瀬と大西激戦 - 09衆院選 序盤の情勢【4区】
2009年8月22日 奈良新聞
4区は、自民党前職の田野瀬良太郎(65)と民主党新人の大西孝典(53)が実質的に一騎打ちの様相。諸派新人の赤松明宏(52)はまだ浸透していない。
田野瀬と大西は、最終決戦場の橿原市に向かって周辺部から支持固めをしてきた。吉野郡や五條市、桜井市は5選の田野瀬が組織力でやや上回るが、高市郡などで大西も互角の戦い。宇陀市や橿原市などの無党派層の動向を見込んで激しく競り合う。
公示(18日)の夜、2候補はそれぞれ出生地で個人演説会。田野瀬は五條市内の推薦団体・弁天宗の本部大広間に約450人、大西は川上村のJA支店会議室に約200人を集めて支持拡大を呼び掛けた。
田野瀬は、吉野川で遊んだ少年時代の夏の思い出が飛び出すなどいつもより多弁で伸び伸びと語った。「こんなに集まってもらい、地元はありがたい。この調子で12日間頑張ります」と逆風に立ち向かう覚悟も新た。
大西は、山間部では「吉野郡から国会議員を出そう」がキーワード。川上村を出発点に大淀町、下市町でも50人規模の個人演説会を重ね、山村の現状に不安を感じる地域住民の結束を固め、「田舎を知る人が国会に必要」と気勢を上げた。県議や町村議員の自民離れを足がかりに差を詰めてきた。
両陣営とも、中央大物の来県などを起爆剤に流れを呼び込もうと懸命。千人規模の動員力を見せつける田野瀬の組織力を切り崩しにかかる大西が、風を味方につけて転覆させようと狙う。後半は、橿原市での活動がいよいよ本格化する。
赤松は、橿原市や桜井市を中心に政策を訴えている。
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