風に乗り吉川先行 - 09衆院選 序盤の情勢【3区】
2009年8月22日 奈良新聞
3区は、勢いに乗る民主党新人の吉川政重(45)が先行、自民党前職の奥野信亮(65)が追い上げている。共産党新人の豆田至功(56)は支持の拡大に懸命、諸派新人の尾崎貴教(27)は地道な戦いとなっている。
吉川は街宣で広く支持を呼び掛けるとともに、自民地盤への猛攻を展開。公示の18日の香芝市での出発式には香芝市、広陵町、王寺町の首長が参加。「前は自民党の応援をしていた人ばかり」と各種団体の役員らがそろって参加した地域もあり、前回選との様相の違いをうかがわせた。
20日夜は、自民党候補の一大拠点である御所市で個人演説会を実施したところ、用意した650席で足らず、会場の外に人があふれ出すほどに。「これまで最大でも200人程度。御所市でこんなに人を集めたことがない」(陣営幹部)。同市は前回選ではダブルスコアを付けられたが、自民党を応援していた地元有力企業が今回は民主党に回るなどで、票の流れに大きな影響を与えそう。
「逆風」での選挙戦となっている奥野は、ここにきて各地の強力な後援会組織が動き出した。先の町長選でのしこりから心配された広陵町後援会も「立ち直ってきている」(陣営関係者)という。前職の強みで、各種推薦団体も約180を数える。
11市町での出陣式を行ったほか、街宣、スポット演説、個人演説会を精力的にこなしている。21日には塩谷文部科学相が来援。24日には中曽根外相が応援に来て雰囲気の盛り上げを図るほか、カリスマ的存在である父の誠亮元衆院議員の応援演説も予定する。
従来の支持基盤を固めるとともに浮動層の取り込みを図る。「飛行機は逆風でしか飛び立てない」(陣営関係者)と、危機感をバネに逆転を期す。
豆田は大和高田、王寺など各地で街頭演説。山下芳生参院議員、穀田恵二比例候補・党国対委員長らも加わって、浸透を目指す。きょう22日からは広陵を皮切りに個人演説会も開始。選挙区候補者のいない4区も積極的に回り、比例票固めを狙う。
尾崎は街宣、桃太郎で知名度拡大を図っている。
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