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競り合う高市と滝 - 09衆院選 序盤の情勢【2区】

2009年8月21日 奈良新聞

 2区は議席の死守を図る自民党前職の高市早苗(48)と民主党への追い風に乗ろうとする同党前職の滝実(70)が激しく競り合う。共産党新人の西ふみ子(74)、諸派新人の田中孝子(54)も比例票をにらみながら追いすがる。

 高市は約500の団体推薦を背景に、各地域の首長や地元議員、支援組織らの協力で着実に足固め。小集会から支持を広げる戦略で、堅い票の取りこぼし防止にも余念がない。

 一方で、公示前から新たな票の掘り起こしに新興住宅地や工業団地をこまめに歩き、周囲が「これまでは見られなかった」と漏らすほどの「ドブ板」の戦いも展開。時流に左右される傾向の強い大票田の生駒市では、民主への追い風を意識しつつ、3万票の目標を掲げ支持拡大を図る。

 滝は積極的に街に出る「民主流」選挙を展開。一方で、自民党時代からの支援者らも「裏選対」で機能する。

 無党派層が多い大票田・生駒市を重視し、公示翌日に近鉄生駒駅前で始発から朝立ちを実施。人気の馬淵澄夫・党県連代表も新興住宅地に入り側面援護を行った。

 強固な保守地盤とされる天理市や山添村にも積極攻勢。民主推薦の市長選立候補予定者とも連携し、支持拡大を図る。きょう21日には、岡田克也・党幹事長が天理駅前で街頭演説を行う。

 西は生駒市議を4期務め、知事選で善戦するなど知名度は高い。公示日には近鉄生駒駅と大和小泉駅の2カ所で朝夕に出発式を実施した。駅前やスーパーなど街頭でのスポット演説で支持拡大を図る一方、夜間には各地で演説会も設定。有権者とひざをつき合わせ「平和や貧困の根絶」を訴えている。

 田中は、選挙区各地を精力的に回り、辻立ちを重ねて着実に政策を訴える。

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