支持訴え熱く第一声 - 思い込め舌戦全開【09衆院選】
2009年8月19日 奈良新聞
![]() 出発式であいさつする学生インターン=18日、奈良市の近鉄学園前駅 |
「風」は果たして、どちらに吹くのか―。18日、公示日を迎えた第45回衆院選。「実績」「責任」を掲げる自民・公明か、政権交代し新政権樹立を訴える民主党などか。先月21日の衆院解散以来、既に序盤、中盤と全力疾走してきた各陣営・各候補者らは、舌戦幕開けと同時にもはや終盤戦の様相も呈する選挙戦のゴールに向かって、ラストスパートを懸ける。猛暑の中で行われた出陣式などでは、各陣営が工夫を凝らしてアピールした。 ■1区■ 浮動票の行方が勝負の鍵を握る1区。 民主党前職陣営の出発式には、選挙期間中に全国行脚する学生インターンの姿が。あいさつした宇川洋昭さん(慶応大学)、満井友理恵さん(京都大学)は「(この候補は)まっすぐに学生に向き合っている。今、この国に求められるのはこのまっすぐさだ」と力を込めた。 自民党元職陣営の出陣式では、国政選挙初参加の大学4年、岡本尚子さん(21)が支援者を代表して激励。「雇用など生活不安を抱える今、若い世代も政治に無関心ではいられない。『誇りある日本』のため清き1票をささげたい」と若年層の保守支持の声を代弁。 真夏の太陽が照りつける出発式。共産党新人陣営は、女性候補はじめ応援の県議や支持者も帽子で暑さ対策。文字通り“あつい”選挙戦に突入する候補者への差し入れも「ひんやり枕」「汗取りバンド」の暑さ対策グッズがそろった。 諸派新人も選挙区を回り、独自の戦い。 ■2区■ 自民党前職陣営の若者スタッフは、出発式でそろいの鉢巻きを身に着けた。緑、青2色カラーのはち巻きには「日本、シャキッ。」の陣営キャッチフレーズの一つを表示。頭や首にきりりと巻いたスタッフの姿は、りりしく、シャキッ。 暑い、熱い真夏の選挙戦。少しでも暑さを和らげてもらおうと、民主党前職陣営では出発式に集まった支援者らにうちわ30枚を貸し出した。うちわの表面にはズバリ「政権交代。」の四文字。扇げば悲願達成への「追い風」が吹くかも―。 共産党新人陣営の出陣式には、候補者が会長を務める県生活と健康を守る会から「派遣切りを止め雇用を守れ」「国民への虐待許すな」などと書かれた看板を手に参加した支持者もいた。 諸派新人は辻立ちなどで独自の戦い。 ■3区■ 民主党新人陣営は、香芝市のショッピングセンターでの出発式の2時間前に、人気の同党県1区候補を迎え同市内の駅前で第一声。陣営幹部は「いつもと調子が違う」と苦笑するが「(第一声を)2度やるのも悪くない」。 炎天下の出陣式となった自民党前職陣営では、会場4カ所に氷の塊と扇風機が、簡易クーラーとして設置された。ただ、猛暑の屋外だけに効果の方は今ひとつだったが、氷の前に立って熱い演説を聴いていた支持者は「雰囲気的には涼しい」。 猛暑の中、自民候補者の元衆院議員である父親は96歳ながらスーツ姿で登壇。「さすがは親先生」と支持者らを感心させた。 共産党新人陣営は、候補者が4区の近鉄八木駅前でも出発式。党役員らが応援演説し、「近畿ブロックの現行3議席確保と、さらなる議席増」を訴えた。 諸派新人は選挙区内を回り、独自の戦い。 ■4区■ 毎回、森林遊苑の緑の中で行われる自民党前職陣営の出陣式は、舞台を飾る季節の花も楽しみの一つ。今回は支援者からヒマワリの切り花が届けられ、“真夏の選挙”を実感させた。出陣式に参加した女性たちから「わぁきれい。元気になるね」と声が上がっていた。 民主党新人陣営では、10日ほど前に作ったというスタッフ用名刺で出席者にあいさつする姿も見られた。共通の名刺で一致団結した候補者応援。あるスタッフは「自分の肩書きではなく、陣営仲間の一人として応援したい」と話した。 諸派新人は街頭演説などで独自の戦い。 |
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