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花になるか枝になるか - 3つの遺伝子発見【先端大】

2009年6月12日 奈良新聞

3遺伝子の働きがなくなり、本来花が着くべき先端部が枝になったシロイヌナズナ(相田光宏特任准教授提供)

 奈良先端科学技術大学院大学(生駒市高山町)は11日、植物の細胞が花、枝のいずれになるかを決定付ける3つの遺伝子の存在を、同大学バイオサイエンス研究科の相田光宏特任准教授(植物発生学)の研究グループが突き止めた、と発表した。植物や農作物の形態の改良、増産につながる研究として期待が持たれている。

 相田特任准教授らは、シロイヌナズナを使った実験で、茎の先端部の成長点の細胞で働く3遺伝子に着目。3つすべてが機能しない場合だけ、本来花が着くべき場所が枝になることが分かった。

 これらの遺伝子は、植物全般が保持しているもの。植物の形質決定の一要因を担うとみられる3遺伝子の働きを強めたり、弱めたりすることで、栽培過程で花、枝の選択を自在に操作できる可能性が高まった。

 相田特任准教授は「将来的には、農産物の収穫増量や、園芸でのバリエーション作りで商品価値を高めることにつなげられるのでは」と話している。同研究成果は、米国科学誌「プラント・セル」のオンライン版で紹介済み。今月末発行の本誌にも掲載される。

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