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国原譜

今月から本紙も洋数字化拡大に踏み切った…

 今月から本紙も洋数字化拡大に踏み切った。「洋数字に慣れた世代が増えたことや、記事が読みやすくなることを考慮」したというのが理由。

 だが無機質な洋数字に抵抗がないわけではない。漢字かな混じり文が基本の日本語は数字にも意味がある。縦書きで伝統的な表記を守ってきた本紙にとっても初の試み。

 事情を言えば、文字拡大により減った情報量を補完する役割も担う。十、百、千の単位を使って表記すると長くなる。洋数字で減らせる1、2文字分でも貴重というわけ。

 運動記事などでは先行していたが、全面使用となると戸惑う。もちろん固有名詞や熟語、慣用句はこの限りではなく「一日一善」や「四捨五入」は洋数字にはならない。

 業界では洋数字化は多数派で、これは世の趨勢(すうせい)でもあるのだろう。それでも漢数字にこだわり日本文化の伝統を墨守する社もある。これも見識といえよう。

 もとより分かりやすさを旨とする新聞記事は無理を重ねている部分もある。当方のような守旧派は、「6月4日は虫歯予防デー」と書いたほうが、よほどすんなりくるのだが。(コ)

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